肥料は大丈夫ですか?
肥料が足りているのかどうか、肥料のタイミングは難しいものです。
肥料は言うまでもなく植物にとってとても大切です。人にとっての食べ物と同じで、不足すれば元気がなくなってしまいます。
特に花の咲く時期や実のなる時期の肥料はとても大切です。栄養が少なすぎると花が咲かなかったり、大きな実がならなかったりします。
かといって、肥料の過剰投与は危険です。人と一緒で栄養を必要以上に摂取すれば健康に害を及ぼし、最悪の場合植物が枯れてしまいます。
栄養が少ない場合には影響が出るまでにある程度時間的余裕がありますが、多すぎる場合には短時間に影響ができます。
もちろん水は大切ですが、食べ物である肥料も大切です。
肥料のタイミングを見極めることはできますか?
フェルトメーターを使えば大丈夫!
土壌の栄養分を計測する測定器、いわゆるECメーターは古くからあります。
ECメーターは一般にプロフェッショナルが使うもので、高価です。
色々なことができたり、細かい測定ができたりする分、使い方が複雑です。
もちろんプロフェッショナルの方々が使うなら、そういった測定器こそ必要で重要なのですが、一般家庭でそこまでの機能は必要でしょうか?また、そういった測定器を使いこなすことができますでしょうか?
もっと手軽に土壌の栄養分を知ることはできないか?という声にお応えする形で生まれたのがフェルトメーターです。
フェルトメーターを使えばとても安価に、とてもわかり易く土壌の栄養状態を把握することができます。
栄養が不足していと表示されれば肥料を与えてください。
栄養が多すぎる場合は土の入れ替えなどを行ってください。
測定方法はとても簡単です
@ フェルトメーターを土壌に挿入
A 本体の黒いボタンをプッシュ
B 3色のLED(赤・緑・黄)で土壌の栄養分を通知
計測はとても簡単です、
フェルトメーターを根の周囲に挿し、本体の黒いボタンを押すだけです。
結果は瞬時に出ます。
結果は3色で一目瞭然
測定の仕組み
EC (Electrical Conductivity) 測定:電気伝導度測定
簡単に言えば、土に電気を流し、その伝導率(電気の流れやすさ)を測定します。土壌の栄養分を測定する際、EC測定方式は一般的な方式です。
一般的に、土壌の栄養分は塩類(salts)と表現します。栄養分が多ければ多いほどイオンの動きが活発になります。このイオンの動きを測定、解析し、土壌栄養分の量を判断します。
使い方
使い方はとっても簡単です
フェルトメーターは、ご家庭での鉢植え植物やプランターで育てている植物に加え、お庭や農場(圃場)でもご使用いただけます。
正確な測定をするために重要なことが2つあります。
@ 土壌を充分に湿らせてください
A 土の密度を高めてください。必要があればフェルトメーターを土壌へ
挿入後、土を軽く押し固めてください
フェルトメーターは電気を使用して測定します。ですので、電気が通らなければ正確に測定することができません。
正確な測定をするために、土壌を湿らせ、少し固める必要があります。
ご使用上の注意
ご使用にあたって幾つかの注意事項があります
@ 植木鉢やプランターをご使用の場合、土壌を十分に湿らせてください
A お庭や畑の土壌をする場合、一度土を植木鉢などに移し、十分に湿らせる
とともに少し押し固めてから測定することで、より正確に測定することが
できます。
B お庭や畑では植物の周囲複数個所で測定することでより正確な結果を得る
ことができます。
C 土壌を湿らせた後、少し(30分程度)お待ちください。土壌全体に均一に
水がまわるまでに若干の時間が必要です。
D 蘭や乾燥を好む植物(ヒース・ヘザーなど)の測定には適応しません。
E 土壌が多くの粘土質や砂質を含んでいる場合には正確な測定ができませ
ん。
F ピンの先端は常に清潔にしておいてください。
G 18℃~23℃が理想的な測定温度です。